バイクのバッテリー交換に必要な工具

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バッテリーのサイズによって♯2か♯3のサイズのネジが使われています。バッテリーのサイズが小さい場合は#2(外形は8mm)で大きい場合は♯3(外形は10mm)のネジが使われている事が多いです。サイズの合わないプラスドライバーを使うとネジ山をなめてしまい、ネジを緩めるのが困難になってしまう場合があります。安価で売られているプラスドライバーは♯2が多いです。

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上記写真の左側は♯3のネジ山に♯3のプラスドライバーがぴったりと噛み合っています。右は♯2のドライバーを使用しているので左の写真と比べると隙間があると思います。難なく外れる場合もありますがネジが腐食していたり固着している場合はネジ山をなめてしまいます。その場合は六角の8mmか10mmのソケットとラジェットを使う事をおすすめします。

1.バイクのキーを抜いておく

IMG_29131-1.キーがOFFの状態になっていれば問題ありませんが、キルスイッチでエンジンを切っていたり、ハンドルロックを解除する際にONにしてしまっている可能性があります。キーがONのままバッテリー交換の作業をすると、ショートさせてヒューズを飛ばしてしまう可能性が高まるので念の為キーを抜いておきましょう。

1-2. 走行直後であればバッテリー交換を開始するまで30分程度時間をおく。バイクのバッテリーは走行中(エンジンが掛かっている間)は常に充電されます。充電時には内部の水分が電気分解される為、水素ガスが発生します。バイクのバッテリーはシート内部など密閉されている場所に搭載されている為に、水素ガスが充満している状態でショートさせてしまうと引火爆発する可能性が0では無いので注意が必要です。風通しの良い場所で作業するのであればそこまで神経質になる必要もないかもしれませんが、ガレージ等で作業される方は是非覚えておいて下さい。

2.シートを外してステーを外す

IMG_28682-1.バイクのバッテリー搭載位置は車種により異なります。スクーターであればステップ下(足元)やメットイン内部にバッテリーがある事が多いです。ギア付きのバイクはサイドパネル付近やシート下にバッテリーがある事が多いですが、車種によってはタンクを多少ずらしたり外さないと交換できない車種もあります。どうしてもバッテリーの搭載位置がわからなければ「車種名 バッテリー交換」と検索すると、ほとんどの車種で出てくると思います。

2-2.ステーなどを外してバッテリーにプラス端子とマイナス端子以外は繋がっていない状態にする。車種によってはカバーやハーネス等をかなりバラさないと交換出来ない場合があります。途中までやってみたけど出来ない、元に戻せなくなってしまった・・・という様な場合でも対応可能ですので、お気軽にお問い合わせ下さい。

3.古いバッテリーの端子を外して新しいバッテリーに交換する

IMG_28773-1.古いバッテリーの端子を外す順番はマイナス端子が先です。次にプラス端子を外します。プラス端子を先に外そうとして工具がバイクの金属部分に触れてしまうとショートして工具が解けてしまったり、ヒューズが飛んでバッテリー交換後もエンジンが掛からなくなります。

3-2.バイク側のターミナル部分が腐食していたり、錆びている場合はワイヤーブラシ等できれいに磨く。その後硬めのグリスを軽く塗ってあげるとなお良いです。

3-3.外したバッテリーと新しいバッテリーのサイズに間違いないか確認後、(フュージョンの場合はYTX12-BSです。最初のアルファベットはユアサ製であればY。古川製であればFになります。)載せる。接続の順番はプラス端子を取り付け後にマイナス端子を取り付けます。

3-4.※順番のまとめ。外す順番はマイナス端子→プラス端子。取付ける順番はプラス端子→マイナス端子です。バイクのバッテリー交換方法で1番重要事項かもしれませんのでもう1度、-→+→+→-の順番です。ネジの極端な締め過ぎも良くありませんが、緩いと接点不良でエンジンが掛からなかったり、走行中にバッテリーが充電できず上がってしまったりする可能性があるので、しっかりとトルクを掛けて下さい。

4.バイクのエンジンを始動する

IMG_28844-1.バイクのエンジンを掛ける前の電圧を確認する。ここで電圧が12.4V以下であれば低いので、一旦外して充電器で充電した方が良いかもしれません。インターネットで買われたという激安バッテリーの場合に多いです。

4-2.バイクのエンジンを始動する。1~2か月程度の放置期間であればすんなりとエンジンが掛かる事が多いです。3ヶ月以上の放置期間があれば、様々な原因によってすぐにはエンジンが掛からない事があります。その時にセルボタンを押し続けるのはあまり良くありません。5秒程度セルを回し続けてもエンジンが掛からなければ、1度ボタンから指を離して時間をおいて下さい。押し続ければバッテリーはどんどん弱ります。時間をおく事によって急激なバッテリーの電圧低下を避けます。

何度か繰り返してもエンジンが掛からない場合はバッテリー以外にも原因がある可能性が高いです。それでもあきらめきれずセルボタンを押しつ続けると、セルモーターの回り方が鈍くなっていきます。最初は「キュルキュルキュル・・・」と元気よく回っている状態から「キュル・・キュル・・キュル・・・」という苦しそうな感じの音になり、最後は「ジー・・・」とか「カチッ・・カチ・・・」という音になります。最後の状態は新品のバッテリーが上がってしまっていて、セルモーターを回せるだけの電力が無い状態です。新品のバッテリーでも1度上げてしまうと充電しても6割程度性能が落ちると言われています。またバッテリーの内部がショートしてしまい充電出来ない場合もあります。

5.テスターでバイクが発電しているか確認する

IMG_28835-1.右の写真は上の写真12.79Vから14.55Vまで発電しているので正常です。ご自身でバッテリー交換が出来るお客様でもテスターを持っている方は少ないのではないでしょうか?新品のバッテリーに交換したばかりなのにバッテリーがすぐに上がってしまったというご依頼も結構あります。この場合は単純にバッテリーが初期不良品だった場合も考えられますし、バイク側の発電している部品が壊れている事によって、バッテリーの電圧が空になり上がってしまったのかのどちらかです。

しかしバッテリー交換の際に、きちんとテスターで測っていればバッテリーを上げてしまう事なく判断が出来ます。お客様からバイク屋さんで交換したばかりなのにバッテリーが上がってしまったというご依頼があります。作業する所を見ていなかった場合は、交換してから何日間の間にバイク側の発電する部品が壊れてしまった可能性も0ではありません。しかし作業を見ていてバイクがきちんと発電しているのかテスターで測っていなかったのであれば、作業されたバイク屋さんに非があるのではないかと私は考えます。

5-2.以上の理由により弊社ではバッテリー交換の作業のご依頼を頂いた際に、バイクの発電量に違和感を感じればエンジン始動前、始動後のテスターの電圧をお客様に見て頂きながら必ずお伝えするようにしています。発電、電圧制御の部品が完全に壊れていれば明らかに判断がつきますが、製造から年式の経過しているバイクで微妙に発電量が低いという場合があります。その場合は前回のバッテリーがどの程度の期間使えたのか?お客様のバイクに乗る頻度、どの程度の距離、時間を乗られるのかヒヤリングさせて頂いて、状況に応じたアドバイスをさせて頂いています。

6.エンジンが掛からなかった場合

バッテリーの交換に自信がないor工具が無いのですがバッテリーは持ち込みでも作業可能ですか?
もちろん可能ですが極端に安いバッテリーはオススメ出来ません。
バッテリーを自分で交換したが、エンジンが掛かりません。
バッテリー以外に問題がある可能性が高いです。上記にも書いていますがエンジンが掛からない状態でセルボタンを押し続けてしまうと、バッテリーが上がってしまい、新品のバッテリーが使えなくなる可能性があります。お電話で細かくバイクの状況をヒヤリングさせて頂き、なるべくズレのないお見積りをお出し致しますのでお気軽にお電話下さい。・mitumolist(ミツモリスト)様で弊社のお見積りに対する考え方をご紹介頂いております。是非合わせてご覧下さい。
エンジンは掛かるがガソリンが漏れてきます。
ガソリンの経路が途中で詰まっている可能性が高いです。キャブレターのオーバーホール(分解清掃)が必要になります。またバイクの車種により金額が大きく異なりますので、お気軽にお問い合わせ下さい。具体例です。
半年以上バイクを放置しています。
バイクの車種にもよりますがバッテリー交換のみではエンジンが掛からない可能性が高いです。せっかくお客様自身でバッテリーを取り寄せて交換されても数日の期間(お休みで作業できるまでの期間、バッテリーが届くまでの期間等)が無駄になってしまいますので、事前にお問い合せ頂く事をおすすめ致します。純正の部品が壊れていない限りは、ほとんどのケースで当日中に修理が完了致します。
今からスグ修理してもらえますか?
大至急出張修理致します。ご予約状況にもよりますが、出来る限り当日中の修理を心がけています。